ブログテーマ:リスクマネジメント道場の記事一覧
2007年10月25日
NOVA創業メンバー取締役と監査役3人が辞表
英会話学校最大手のNOVA(統括本部・大阪市)は25日、創業メンバーの1人であるアンデルス・ルンドクビスト取締役と、監査役3人から辞表が提出されたため、26日に臨時取締役会を開くと発表した。
同社では、相次ぐ給与遅配などにより、経理などの管理部門でも社員が流出しており、監査業務に支障が生じていることが背景にあるとみられる。
取締役らはNOVAの経営悪化に対し、猿橋(さはし)望社長が有効な改善策を打ち出せないことに反発しているとみられる。
先週末に民事再生法申請し、本日破産手続き開始となったクインランドに続き、またしても面白い会社が倒産してしまいそうである。
このBlogを見てくれている方はピンときたかも知れませんが、倒産事由がまさにドンピシャです。(8/21「コロッケ焦付き!?「コロちゃん」自己破産」参照)
「駅前留学」という絶妙なキャッチフレーズで、日本全国どこに行っても駅前に看板が見られる好立地に、斬新なCMでの知名度、「お茶の間留学」といったわざわざ校舎に赴かずとも受講できるeラーニング的取り組みなど、結構痒いところに手が届く面白い手法だったのになぁ・・・
しかし中身は、受講生への解約金問題や従業員への給与遅配と資金繰りに相当困っている様子です。
前述の好立地も、逆に考えれば高額な固定費(校舎家賃など)が圧迫しているのでしょう。
生徒数40万人と業界でも最大手で、業界売上シェアの半分を占めるため、たぶん破産はないと思われますが、民再にしても会社更生にしても規模が大きすぎるため、引受先(スポンサー)が焦点になるはずです。
もしかすると、一回倒産させて債務帳消しとなったところを買おうとしている企業が水面下にいるのかも・・・
2007年8月21日
コロッケ焦付き!?「コロちゃん」自己破産
民間信用調査会社の帝国データバンク名古屋支店は、コロッケ小売りチェーンのコロちゃん株式会社(岐阜県恵那市、従業員32人)が13日に名古屋地裁に自己破産を申請したと発表した。
「コロちゃんのコロッケ屋!」を全国展開し、低価格と積極的な広告宣伝で知られたが、外食産業の競争激化で売上高が伸び悩び、資金繰りのめどが立たなくなった。
負債総額は約25億円とみられる。
昔、証券会社で上場支援をしていた時、上場間近の予備軍として名前が挙がっていて、ナメた名前の会社だなと思ったのをよく覚えています。
倒産してしまいましたが、「コロッケで飢えた子どもたちを救いたい」とアフリカケニアにも進出した理念や、コンビニやコインランドリーなどのわずか2坪の空きスペースに出店する狭小ブース型店舗などユニークな手法は学べるところも多いと思います。
それにしてもこの会社、2005年11月大手食品会社との提携解消や、2006年ビジネスプランを創案した役員の辞任など、倒産の予兆はしっかり出てますね。
また、業績不振に陥ってるところの広告宣伝が派手になったら、即アウトというのが審査の業界の通念としてあります。
これは起死回生を狙っているのですが、その頃の経営陣は目先の売上(キャッシュイン)しか見えていないので、コマーシャル効果によって売上が上がっても、体力が衰えている分、その多額の広告費から結局キャッシュが詰まって最期の足掻きになってしまうケースが多いためです。
他にも倒産する企業の見分け方に、面白いものがあります。
・社長が行き先を告げずに外出することが多い
・極端な経費削減を言い出し、会議が急に多くなっている
・経理担当者が不在がちだったり退社している
・知らない弁護士が出入りするようになった
・事務所やトイレが清潔でない
取引先もしくは勤務先にこのような兆候があればご用心。
※ちなみに「焦付き」とは貸倒れの業界用語です
プロフィール
広域渋谷圏を拠点にWebサイト・DTP・アパレルを世界へと発信する
マスアンドベロシティサーカス
の代表兼、面白そうなこと全般を企画・運営するNPO
ムゲンベクトルファウンデーション
の理事の長江 淳です。
性別:男性
誕生日:1977年7月15日
血液型:O型
出身地:大阪市